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アイマスで作るグルーヴです。
DATE: 2010/06/10(木)   CATEGORY: 卓球のつぶやき
00年代邦楽ベストアルバム10選
こないだNRRR第2部で00年代邦楽振り返り放送やって、そのあとなんとなく「俺にとっての00年代の10枚ってなんだろうなー」とか思ったので書き出してみました。
あとから「あれ忘れた」「これ抜けてる」とか思い出すんだろうけど、いま思いつたのはこれなんだからしょうがないよね。

ってことで興味ある方は収納先からどうぞ。
主観全開で選んでます。
 
だいたい年代順になってます。



team rock
「TEAM ROCK」 くるり

先日の00年代邦楽振り返りラジオにて、「00年代を代表するアーティスト」として参加者4人ほぼ満場一致で選んだくるりからはこの1枚。
彼ららしい軽やかなフットワークでもって、ロック、ポップ、テクノ、ハウス、ヒップホップといった様々な音楽要素を昇華し、すべてをくるり色に染め上げている。
その独自性は、いまだに「くるりみたいなバンド」が現れないことが物語っているのではないかと思う。
メンバー脱退に寄せたであろうバンド屈指のアンセム「ワンダーフォーゲル」や、スーパーカーのフルカワミキをコーラスに迎えた美しくも切ない大名曲「ばらの花」も収録したモンスターアルバム。


futurama.jpg
「Futurama」 スーパーカー

2000年というのは不思議なもので、多くのロックバンドがわかりやすい「ロック」というフォーマットから抜け出した年だった。
バスドラ4つ打ちのアッパーなダンスチューン「FAIRWAY」をリードシングルにドロップされた本作は、どこかこなれきっていない、バンドが変化の途上にあることをうかがわせながらもそのポテンシャルを見せつけた1枚だった。


VOXXX.jpg
「VOXXX」 電気グルーヴ

最先端のクラブミュージックを演っていながらそのベクトルは常に「バカ」の方向を向いていた彼らが、こんな閉塞感のあるアルバムを作るなんて誰が想像できただろう。
電気グルーヴにしか作れないのに、電気グルーヴがこのアルバムを作ったということが信じられないという矛盾。
「N.O.」「虹」と共に切なさ3部作なんて言われてるらしい稀代の名曲「Nothing's Gonna Change」や、卓球節全開バッキバキのダンスチューン「FLASHBACK DISCO」も収録されているが、このアルバムのキーとなるのは間違いなく「レアクティオーン」だ。


the living dead
「THE LIVING DEAD」 BUMP OF CHICKEN

いつの時代にもティーンエイジャーのためのミュージックというものが存在する。
80年代後半から90年代初頭にはブルーハーツ、90年代後半にはハイスタンダードがいた。
じゃあ00年代は?と言われたら、そこに一番近いのは間違いなく彼らだろう。
フロントマン・藤原基央の描く世界は、美しく、力強く、時に残酷で、少しだけ優しい。


ヘヴンリィ・パンク・アダージョ
「ヘヴンリィ・パンク:アダージョ」 七尾旅人

文字通り「孤高の天才」である。
その時々で様々なシーンの隆盛がある中、彼はそのどこにも属さず、ただひとり、その歌声を紡ぐ。
雑誌SNOOZERをして「20世紀最後の天才少年」と称された彼の、壮大なるサウンドスケープ。


Best Of Wino - Volume 1
「The Best Of Wino - Volume 1」 WINO

世界屈指のメロディメーカー・吉村潤率いるWINOの、解散後にリリースされたベスト盤。
オリジナルアルバム4枚とも良かった、が、名盤かと言われるとそう断言は出来なかった。
しかし楽曲単位で見れば、彼らほど曲の書けるバンドは世界広しといえどそうはいないだろう。
いやホントに、全シングル100万枚売れてないのが不思議だよマジで。


ソルファ
「ソルファ」 ASIAN KUNG-FU GENERATION

00年代を代表するバンドとして先程くるりの名前を上げたけど、00年代で1枚アルバムを選べと言われたら、俺はノータイムでこれを選ぶ。
彼らの詞を読めることだけでも、日本人で良かった、と思わされる言葉選びのセンス。
ディープな音楽ファンからお茶の間まで機能する圧倒的なまでのポップネス。
アジカンのポップポテンシャルが凝縮された名盤中の名盤は、00年代邦楽最強のジェネレーションアンセム「ループ&ループ」で幕を閉じる。
最高だよこれ。


ON.jpg
「ON」 BOOM BOOM SATELLITES

前作「FULL OF ELEVATING PLEASURES」は、「UMBRA」「PHOTON」と続いた重苦しい空気から一歩抜け出した快作だった(その重い空気もブンブンの持ち味の1つではあるのだが)
そしてこの「ON」である。
「KICK IT OUT」「PILL」といったシングルに象徴されるよう、「FULL OF~」からさらに突き抜けた激アッパーチューンが並ぶハイパーダンス・ロックンロール・アルバム。


Perfume~Complete Best~
「Perfume~Complete Best~」 Perfume

パフィー、篠原ともえ、木村カエラという流れの最新型とも言えるのだろうか。
彼女たち自身の魅力は勿論だが、名のあるプロデューサーによりオーバーグラウンドからアンダーグラウンドにまで機能する高性能ポップミュージックが生み出されてきた。
さてこのアルバム、ベストと言うだけあってどキャッチーな粒ぞろいの楽曲が並ぶ中でも「エレクトロ・ワールド」が群を抜いて素晴らしい。
コンセプトソングとしての理想の形の一つではないだろうか。
さらに、パフュームはネットで話題になりNHKのCM起用により大ブレイクという、00年代を象徴するようなヒットの道を辿ったのも面白い。


NECESSARY EVIL
「NECESSARY EVIL」 The Mirraz

自らも公言している通り、アークティック・モンキーズを参照したサウンドスタイルを軸にしながら、2009年の日本でしか書けないであろう彼ら独自のマシンガンのようなリリックを武器に現れた、00年代最後の怪物バンド。
こんがらがってよくわかんない世界に向けて、彼らは「どうだっていい」と叫ぶ。
そう、「信じたいミュージック鳴らすだけ」でいいんだ。
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